日記

女子大生が暇つぶしにはじめるブログ

理想のプロポーズ

お題「プロポーズ」

 

 

最近、結婚したいという欲が増えてきた。

 

だが、これといった特定の恋人がいるわけではない。なんなら不特定の恋人もいない。

 

でも結婚はしたいのだ。

 

私の中で「結婚」というものは幸せの具現化であり、結婚したら幸せになれるという方程式を立ててしまっているのだ。もちろん、そんなことはないと理解している。結婚したって相手と合わなかったり、思ったものと違ったり、全然楽しくない結婚生活が待っているのかもしれない。離婚という現象が存在することからも、結婚が必ずしも幸せではないというのは、明らかである。

しかし、私は結婚したいのだ。いや、結婚できたらいいなあ〜という憧れと言った方が正しいのかもしれない。そんな燻った感情を19年間抱え続けた結果、何をしても結婚したい。と思うようになってしまった。

推しを見て尊いと感じて結婚したい、先輩に優しくされて結婚したい、なんなら可愛い女友達を見ても結婚したい。私にとって結婚したいという感情は、人が抱く他人に対しての可愛いやカッコイイと同じものなのかもしれない。

 

 

だが、そんな結婚したい願望について話しても実際に結婚できるかと言われれば果てしなく難しいだろう。

 

少し現実的な話をしよう。この題名の通り、今回は理想のプロポーズについて考えたいと思う。ロマンチックな女の子はやっぱりシンデレラ城の前で跪かれて「僕と結婚してください」とか言われたいのだろうか。私はそんなプロポーズあんまりされたくない。

第一、人前でプロポーズをする人が好きではない。告白もまた然り。理由は簡単だ。人前でそのように重要な提案をされることで、された側は素直に受け入れるという選択肢しか無くなるからだ。その場で無理ですと断れば、相手を傷つけたこちらは明らかに悪者である。公衆の面前では少し考えさせてくださいといった保留の提案でさえも、ひどいと言われがちである。

とにかく、人の目を利用しようとしたそのやり方が気に食わないのだ。

なら2人きりの時にこっそりとプロポーズされたい。

彼と私は付き合って4年目。高校の同級生だったことが始まりだった。当時はあまり喋る関係性ではなく、存在を認知していただけだった。そしてそのまま高校を卒業する。時は流れ、2年後成人式の後の同窓会で再会する。私たちはその場の流れでラインを交換して、そこから仲良くなる。偶然、好きなアニメが同じだったことから話が弾み、今度2人で会う約束をする。そして何度目かのデート、お互いがお互いを意識しだして、ついに告白されるのだ。

 

そこから先は、まあ想像通りである。半年に1回くらい喧嘩しながらも、その度に仲直りして、一緒にココアでも飲みながら再度笑い合うのだ。

 

朝日差し込む白い部屋で、まだ部屋着のまま、2人で朝ごはんを食べながら、いつも通りの話をしているはずが、なんとなく彼は緊張していて、それで会話が詰まったその一瞬、勇気を出した彼が「あっ、あのっ、結婚してください」と言うくらいが丁度いい。その瞬間彼の右手が開かれるとそこには指輪が…!

みたいな感じのプロポーズをされたい。私は感激して言葉が出ない。そんな様子を彼は心配そうに見ている。余計な心配をかけさせたくなくて、私は彼に抱き着いて想いを伝える。もちろんおっけーだよって。その後2人で笑い合う。

式の事だったり、入籍のことを話すのは楽しいだろう。

 

とか思ったりもしたけど、ここまでが全て架空の話なのだ。笑ってしまう。架空の男に架空のプロポーズをされる場面をいとも簡単に思い浮かべてしまえる。自分の有能さよ。

 

 

 

あーーー、結婚したいっっ。