日記

女子大生が暇つぶしにはじめるブログ

5/1 思ったこと

昨日は一日中家に籠ってすごした。いつだったか忘れたけど、少し前に政府から出された自粛要請。そいつの権威を借りて、ここ数週間はほとんど家から出てないし、人とも会っていない。唯一と言っていい程の外出はバイトのみ。

 

わたしはレンタルビデオ屋でバイトをしているのだが、皆様家にいる時間が有り余っているらしく普段以上に人が来る。レジは行列が絶えないし、返却カゴは満杯。セルフレジがあるにも関わらず、大量の漫画を有人レジで買おうとしてくる輩に対してこころの中で舌打ちをしながら、レジにたっている。ピッ、ピッと商品をレジに通しながら無心でただただ時が過ぎていくのを待っている。

だが、そんなバイトもここ数日は一切なく、ただただ何もしない時間を家で過ごした。

朝は最悪な気分から始まる。夜寝る前、電気を消してから眠りに落ちるまでの時間は寂しい。布団に入るのが遅くもう皆寝ているから、だれからも連絡は来ず、ただただスマホの画面を眺めているあの時間が嫌だ。目を閉じると暗闇に放り込まれた気がする。何も無い黒の中を1人だけでいると、世界には自分だけしかいないのではないかと思えてきて、自分は本当に孤独なことを痛感する。はたまた昔の友達と遊んだり好きな人と電話をしたりして楽しかった時間を思い出しては、今のこのひとりぼっちが余計に際立つ気がして更に悲しくなる。どうしようもなく理由もないけどただ辛くて辛くて、ようやく眠れても、浅い眠りしか訪れずふとした瞬間に目が覚める。ようやく眠れるのは明け方の空が白んできた頃で、ああやっと眠れると思いながらまた眠りの渦に巻き込まれていく。

そうやって、夜を越えたあとの朝は最悪で、目覚める度に絶望を味わう。

眠りにつくのが遅く、起きる時間もおそい。家族の生活音で現実に引き戻されて真っ先に思うのが、起きてしまったということ。携帯を確認して、現在の時刻に絶望し、予定が無く自分が今日何をして過ごすにも希望がないことに絶望した。できることならこのままずっと寝ていたかった、目覚めてしまわなければよかったと毎朝のように思ってるし、今日も思った。

 

それから遅めの朝ごはんとして昼食を食べて、何もすることもなく自室に戻り、ベッドに寝転んだ。部屋の構造上、ベットの横に窓があり、シャッターを開けると空が見える。今日はなんでか分からないけれど、すごく晴れていた。高い空を見ながら、少し暖かくなってきたけれどまだ少し肌寒い風を顔に感じた。薄く青い空に対して、何にもしてない自分がひどく情けないなと思って課題でもやろうかと思ったが、やる気は起きず、結局そのまま空を見続けた。あーあと特に意味の無い声を発しては、惨めになってやめた。そのままでいると自分が空の人間であるような気がした。何も無くて、生きがいとかそういう大層なものなんて一生見つけられなくてずっとこのまま空見ながら憂鬱な気分が続くのだろう。きっと自分はこれからなんとなく日々を消化して、なんとなく楽しいことはあるかもしれないけれど、ただずっともやもやとした晴れない気分のまま人生を送るんだろうなと思った。

 

 

 

#おうち時間